大規模多地点ビデオ会議システム

 


同時参加人数の限界に挑戦しています。

ストリーム合成無 ストリーム合成有

※本研究に関する予稿はこちらからダウンロードできます。本人の希望により氏名は削除してあります。

目指せ100人!100人ビデオ会議システム!

自宅やオフィスから大学の講義を受講したい!大規模な会議に参加したい!そんなニーズを満たすツールの実現を目的としています。

100人に対応させるための1つ目の壁!膨大な利用帯域!

100人規模の多地点ビデオ会議システムを何の工夫もなく開発すると利用帯域が膨大となります。この問題の解決のため,ストリーム合成法を導入してストリーム数を削減することにしました。このストリーム合成法は複数のストリームを1つのストリームに合成するため,各ビデオの解像度は低下しますが,データの送受信量は大幅に削減できます。ストリーム合成の有無による違いはビデオにより確認できます。

100人に対応させるための2つ目の壁!同時に話をする人数が増えるとわけがわからなくなる!

多地点テレビ会議システムではただでさえ,誰が話かけてきているかわかりずらいのに,100人に対応させるとなると発話者を特定できなくなります。この問題の解決のため,仮想配置と音像定位を考慮することで,発話者のスクリーン上の位置と方向を音声に反映させることにしました。この効果は現在検証中です。

本研究用にWebカメラを65個購入!

本研究のためだけにWebカメラを65個購入しました。購入したWebカメラはロジクール社 Qcamィ Communicate STX です。研究室にはこの箱が山積みされています。

PC演習室を借り切って評価実験を行いました!

本学情報処理センターのPC演習室Bを借り切って大規模多地点テレビ会議システムの接続可能数と性能に関する評価実験を行いました。この評価実験では,45台,65台のPCをビデオ会議に参加する利用者のPCに見立てました。

卒研生と大学院生が実験しました!

本研究室の大学院生が,WWW会議システムの単純な拡張とストリーム合成法に対応できるシステムを開発し、卒研生とともに実験を行いました。下のビデオはストリーム合成無の場合とストリーム合成有の場合の実験結果です。双方の場合で,サーバとして使用したコンピュータのCPU負荷がとても高かったので,改善の余地はまだまだあると推測されます。

残された課題は...

ソフトウェアによるストリーム合成の実現と仮想配置に基づいた音像定位の導入が今後の課題です。
参加人数 ストリーム合成無 ストリーム合成有
45人
65人
備考 ビデオ内の映像はサーバの使用帯域とCPU負荷が高過ぎるため,ほとんど更新されていません。 ビデオ内の映像はサーバの使用帯域とCPU負荷が改善され,若干更新されています。

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